凍結作業が可能な条件及び注意事項

凍結可能な条件として


  1. ①流動が無いこと

  2. ②エアー溜まりが無いこと

  3. ③配管の腐食が凍結に耐え得るもの

以上3点が大きな条件になります。
流動がある場合、バルブ操作等は 基本弊社では行えませんので依頼主様によるバルブ操作等で流動を止めて頂き、作業を行います。

漏水等で流動がある場合は 漏水の具合に左右されます。
どれ程の漏水が凍るのかは、数値にしにくく又、管種や内部の温度に影響されますので、要相談とさせていただきます。

現場の諸事情によりシリコンコーキングを使用不可の場合は、ノリなどでの代用は可能です。
その際は前もってこちらに仰って頂くよう宜しくお願い致します。

凍結作業を安全に終わらせるにあたり

管種や温度やサイズによって 溶けるまでの時間は様々です。
弊社は常にどのサイズ、管種においても5~6時間を維持可能な窒素の段取りで現場に向かいます。
しかしながら、諸事情により予定より凍るまでに窒素を使ってしまった等の事もよくあることで それも踏まえた上で窒素の段取りを行います。

解凍後に漏水があり再度凍結をかけるということもございますが、それは窒素が余っているのが条件であります。
凍結維持時間を短く、手早くバルブやメクラキャップなどの止水処理をして頂き液体窒素の使用量を抑えて頂く事にご協力頂ければその後に起こりえるアクシデントにも対応出来るという事になります。

凍結を長時間維持することは、品質事故においてリスクが高くなるだけですのでおすすめはできません。